2024年冬アニメ総評

こんにちは。らいとです。

2024年冬クールに放送されたアニメの感想を適当に書いていきます。例によってランキング形式ではなく五十音順で掲載していきます。また、まだ最終話を迎えていないアニメに関しても感想を掲載していますがご了承ください。

 

◯悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~

悪役令嬢モノ。なんで乙女ゲームの世界にレベル上げとか戦闘とかRPG要素があるんですかね。前世の記憶と人当たりの良さを頼りに破滅ルートを回避していくのが由緒正しい悪役令嬢モノの在り方ですが、本作の主人公ユミエラはフィジカルで無双してあらゆる問題を解決するのでなろう系と悪役令嬢モノのハイブリッドって感じ。本来の主人公や攻略対象そっちのけで別の男とイチャついてるのはそこそこ新鮮味があった。戦闘が多い割にアクションシーンの作画と3DCGがしょぼいのがネック。それにしてもEDでいかにもメインヒロインですよみたいな顔しながら踊ってた割に本編ではモブに毛が生えた程度の扱いだったエレノーラ様は一体何だったんですかね…。

 

◯アンデッドアンラック(2クール目)

1クール目は異能力バトルモノみたいな感じだったが2クール目からは身内の裏切りが発生したり世界がループしていることが判明したり漫画を描いたりアンディの精神世界に飛んだり…色々なこと起こりすぎだろこのアニメ…。目まぐるしく展開が移り変わるものの、文脈にはちゃんと一貫性があってこんなにごちゃごちゃしたプロットをうまくストーリーに落とし込んでるのがすげえなあと思いました。ナレーションや次回予告をしてた人が実は…っていう展開、結構すき。はやく続きやってほしいけどな〜俺もな〜。

 

◯異修羅

異能を持つ強者たちが殺し合う話。1話見たときは「あーこの2人が世界を巡りつつ出会った強者たちと鎬を削り合うんやなー」と思ってたが、実はバトロワモノでそっからクールの半分くらい登場人物紹介に割いてしまっててかなり退屈だったのが残念。遠い鉤爪のユノ(CV:上田麗奈)の怯えたりブチ切れたりしてるときの声がめっちゃ好き。上田麗奈のパワーが高すぎるせいでユノが出てない回が相対的に微妙になってしまうのがネック。2期はユノの出番増えてくれることを祈ってます。

 

異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。

言うほどもふもふなでなでしてない、してなくない?ネマの前世はアラサーの女性で心内描写は大人のそれなのにネマ本体の言動は幼女なのなんか気持ち悪いな…と思った。ストーリーもガバガバかつ山場がないので毎週虚無になってた。

 

◯俺だけレベルアップな件

現代を生きる人間に能力が発現してハンターとなり、モンスターが出てくるダンジョンを制圧するみたいな世界観。主人公の水篠旬はE級ランクの最弱ハンターだったが謎のダンジョンでぶち殺されかけて以来自分だけレベルアップするようになる、いわゆる底辺からの成り上がりストーリー。レベルアップ前と後で主人公の顔が変わりすぎて誰お前状態。整形した?この手のアニメには珍しくめっちゃ作画がいい。戦闘シーンとかかなりのカット数で作られててすごい動く。上田麗奈の声がするキャラがいるのにほとんど出てこないからブチ切れてた。2期では出番増やしてください。

 

◯愚かな天使は悪魔と踊る

天使と悪魔のファンタジーブコメ。開幕からすでにおもんないギャグ全開で最初は少年誌的なギャグ作品寄りかあと思って見てたけど中盤くらいから真面目にラブコメし始めて路線変更が急すぎんだろ…と思った。まあその後もちょくちょく寒いギャグパート挟んでたしギャグを挟まないと死ぬ病気にでも罹ってるものと思いスルーすることにした。真面目にラブコメやってるときはそこそこ面白かっただけに、いらんギャグパートのせいで評価を下げてる惜しいアニメ。

 

◯休日のわるものさん

世界征服を目論む悪の組織の幹部的な人が休日は可愛い動物を見て癒されたり美味しいものを食べたりする話。ほのぼの系なんですけど画面にあまりにも動きがなさすぎて普通に退屈。わるものさんはパンダが好きでよく動物園に行ったりするんですけど、とにかくパンダ絡みのストーリーが多すぎてまたパンダか…みたいになってた。クールの半分くらいはパンダ擦ってるだけの時間なのでマジで虚無だった。たまにゲストキャラが絡んでくるとき以外の話にメリハリがなさすぎる。コンビニの店員(CV:東山奈央)は可愛い。

 

薬屋のひとりごと(2クール目)

2クール目に入って、猫猫と壬氏の出自がちらほらと開示されてきましたね。ミステリーのお約束に加えて、主従モノのお約束たる主従逆転シチュまで出てきて非常に完成度の高い作品だと思います。そして終盤の猫猫パパの話も、最初はいけ好かないオヤジだったのに過去が明かされてなんか憎めない感じのキャラに変わっていくのが面白かったです。ヘイトコントロールが上手すぎる。これも続編の作成が決定してるので楽しみに待ちたいですね。

 

◯外科医エリーゼ

隠れ悪役令嬢モノ。タイトルに悪役令嬢ってついてないから油断していた。流れとしては現実世界に転生した元悪役令嬢がなぜか外科医になり、現実世界で死んだ後元いた世界に再び転生するという回りくどい話。ぼくは医学に関してはなんも知識がないのではえ〜すっごいって思いながら見てたけど、作品中の世界はそこそこ医療技術が発達してて1900年代初頭くらいの文明レベルはあるのかなと思ったりした。その割に魔法みたいなファンタジー要素も出てくるのでどういうノリで見ればいいんかよくわからなくなった。魔法がある世界で科学が発展してる世界観珍しい、珍しくない?手術してるだけだけど結構盛り上がるシーンとかもあったりしてそこそこおもろかったです。

 

◯月刊モー想科学

オカルト雑誌の編集部の連中がさまざまな怪現象を追いかける話。このアニメどの辺の層に需要があるのかまったくわからん。怪現象は普通に超常的な力が原因で起こっていて、その割にホラー要素もなく、メインの連中が獣人に変身して適当に戦って解決とは言えないような解決をして終わりみたいな何がしたいんだかわからんような話が延々と続いて頭おかしくなりそうだった。最終的には古代文明のモー大陸が浮上して人類が滅亡しそうになるもなんやかんやして滅亡を阻止して終わりみたいなよくあるストーリー展開で面白みもない。唯一フォー・チュン博士とエドワードの過去回だけはそこそこ面白かったです。あれ、メインの連中いらないのでは…?

 

◯結婚指輪物語

いかにも純愛モノっぽいタイトルの字面から繰り出される雑なハーレムモノに脳を滅茶苦茶にされてしまった。1話からすでにサトウ⇄ヒメの両想いカップル出来上がってんのにここに次々と女を追加してくの、普通に畜生だと思うんですけど(良心)。えっちアニメはストーリーがガバガバになる傾向にあるんですけどこの作品もその例に漏れずストーリーはうーんって感じだった。なんというか行き当たりばったり感があるんだよな。どうでもいいけどOPで全部の指に指輪嵌めてメリケンサックみたいになってるのほんまおもろい。2期はいやーキツいっす。

 

◯最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~

最近そこそこ勢力を伸ばしつつある異世界(転生ではない)+追放モノの作品。最初はCV:市ノ瀬加那の従者枠とCV:小倉唯の妹枠ってことで行けるかなと思ってたんですけどいかんせんストーリーが中身スカスカすぎて、箸にも棒にもかかりませんでしたね…。こういうやつ、どの層に需要があるんだろうな…。どうでもいいけど転生モノでもないのに世界観や戦闘システムがゲームっぽい異世界見ると没入感が薄れちゃうからやめて欲しいっすよね。

 

◯最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。

異世界転生モノ。とはいえ転生前の記憶などはあんまり残っていないようで前世の記憶で無双とかはない。いる?この設定。主人公のアイビーは⭐︎無しのテイマースキル持ちで⭐︎ありのスキルが普通のこの世界では迫害されてしまうが、⭐︎無しのお陰で普通のテイマーでは弱すぎてテイムできないレアスライムを仲間にできたっていう流れなんだけど、このスライムが弱すぎるという性質を持ってるくせに傷を完治させられたり善人と悪人を見分けられたりと強能力使えるのちょっとご都合が良すぎないか?と思ってしまった。まあ直接戦闘に関わる能力じゃないしいいのかな…?アイビーは9歳で戦闘スキルも皆無なので行く先々で信頼できる大人を見つけては守ってもらうという弱者ムーブが目立ち、あまりにもアイビーがやってることが少なすぎて爽快感もない。ストーリーも最大の山場がスライムの識別能力で自警団の裏切り者を炙り出す程度のものでこれ本当に盛り上がる?って感じだった。それにしてにもこの世界の大人、謎の子供の話を信じすぎだろ…。

 

◯佐々木とピーちゃん

現実世界のモノを異世界に転売して金稼ぐ話。こういう作品には珍しく、現実世界の方にも異能者がいて、二つの世界で交互にイベントが起こるのであっち行ったりこっち行ったり忙しい。しかもそれぞれのイベントが独立してて導線がないので毎回脈絡なく話が始まってる感があって、とっ散らかってる印象を受けるんだよな。ギャルゲーの各ヒロインの個別ルートを交互に進めてるみたいな。終わり方もえ?これで終わり?みたいな消化不良感もあるし微妙だった。でも2期はいら(ないです。)追記:2期決まっちゃったよ…。

 

◯30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい

ホモアニメ。30歳まで童貞だった主人公が他人に触れるとその人の考えてることが読めるようになる魔法を手に入れる話。この魔法の特性上主人公はよく人の体に触れるんだけど、普通そんなに他人の体と接触する機会なくない?アクシデント的に他人に触っても一瞬だけだしずっとくっついてたら「えっなにお前」みたいになるやろ普通。取引先の人とか同僚の女の子とかにずーっとくっついてるの見ていや、そうはならんやろって一生言ってた。まあそれは置いといて、中身は何の変哲もないホモアニメだったのでいや〜キツいっす。これがGLだったら楽しんで見れたのかなあと思ったりした。作画も不安定気味。

 

弱キャラ友崎くん 2nd STAGE

陰キャが自分磨きしてリア充になる話。序盤は胸糞悪いイジメ回を延々とやってて普通に不快だったけど中盤以降の文化祭パートは良かった。一期見た段階だと菊池さんと付き合って終わりでええやんと思ってたけどここにきてみみみがかなり上げてきたなあって感じ。友崎を意識し始めてからのみみみの挙動が可愛すぎる。最終的には友崎は菊池さんを選ぶんですけど、そこに至るまでのみみみの心境を考えると涙が出、出ますよ…。これがギャルゲーだったら真っ先にみみみ√に行ってるんだけどなあ。それにしても友崎が日南と付き合うみたいなしょーもない展開にならなくて良かったと心の底から思います。日南とくっついてたら怒りのあまりモニターを破壊しているところだった。

 

◯シャングリラ・フロンティア(2クール目)

VRMMOモノの2クール目。今期は墓守のウェザエモン戦がメインだったかな。このユニークモンスターもモーションが隙潰しすぎたりゾンビ戦法前提で復活アイテムをありったけ捻り出さないといけなかったり絶対まともに攻略できる想定じゃないよね。簡単にクリアされたら悔しいからね仕方ないね。ぶっちゃけ現実世界のプロゲーマーたちなら何回も挑戦してモーション覚えたらクリアできそうではあるけど。それにしてもウェザエモン戦長すぎて普通に飽きたゾ…。前の感想でも触れたけどVRMMOモノは緊張感がなくてあんまり感情移入して見れないんだよな。10月からは2期やるらしいのでもっと面白くなることに期待。そういえばこのアニメのメインキャスト2人が結婚されてましたね。作品中で結構絡みが多いので公共の電波でイチャイチャを垂れ流してるみたいでおもろかった。

 

◯SYNDUALITY Noir 第2クール

夏にやってたやつの続き。今回のクールからはノワール(CV:古賀葵)がミステル(CV:古賀葵)と分裂して2種類の古賀ちゃんが楽しめるようになったのでお得感が出てきた。しかし中盤以降はノワール絡みの話は鳴りを潜め、シエル(CV:青山なぎさ)がしゃしゃり出てきたのでアーナキソ…。なんやかんやでシエルは消滅し、ノワールがシエルの意思を受け継ぎ歌い手デビューする回があるんですけど、ノワールの歌を楽しんでたのに演出でシエルが乱入してきてもう気が狂う!ラブライブ声優だか何だか知らないがゴリ押しやめちくり〜。これもうSYNDUALITY Sielじゃん…。ツインテは相変わらず可愛かった。

 

◯スナックバス江

りえりーに下ネタ言わせるためだけに存在するアニメ。コントみたいなアニメで基本的には面白いんだけどごく稀にありえないほど滑っててエピソードごとの当たり外れがでかい。森田回すこ。

 

戦国妖狐

戦国時代で妖狐とそのお供が人間の勢力となんやかんや戦う話。メイン4人のうち妖狐たまとその従者迅火は世直し姉弟と名乗りながら専ら謎の妖術を操る坊さんの集団としか戦っておらず、なんかついてきた真介、道中で助けた芍岩と目的不一致の連中が揃っており、何がしたいんだかよくわからない。そしてとにかく漫然と戦いを続けており話の流れが見えづらい。何でこいつら戦ってるんだっけ…となりがち。戦闘描写もなんか作戦とか機転とかそういうのなくて必殺技みたいなのを互いに撃ち合ってるだけで非常に大味。戦闘がメインなのに戦闘シーンがおもんないのは致命的。パーティで一番かわいいキャラが途中離脱してしまうのも痛い。作画や演出も安っぽい。しかも3クールもあるらしい(Wikipediaより)。勘弁してくれよ…。

 

◯葬送のフリーレン(2クール目)

1級魔法使い昇級試験編。シュタフェルが見たくて見てたのにシュタルクが全然出てこなくなって暴れてたけど代わりにラヴィカンの濃厚喧嘩ップルが見れるようになったので許した。急にキャラ増えたけど、各キャラクターの心境やバックボーンが丁寧に描かれていたので面白かったしすんなり覚えることができてよかった。キャラをいっぱい出すときは視聴者がちゃんと覚えられるようにしっかり深掘りをするのが良いとされていますね。

 

◯即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。

別に転生特典とかではない即死能力を使って無双する何の緊張感もない作品。こういう絶対勝つのが分かりきってるのって何が面白いんですかね。そら勝利するのは既定路線にしても、強敵相手に苦戦したり、うわ〜どうなるんだろうみたいにハラハラドキドキしながら見るのが面白いんじゃないのか。キャラが大量に出てくるけどすぐに死ぬから覚えなくてもいいよってスタンスかと思いきや一部のキャラは再登場してくるシステムのせいで人の名前を覚えられないのもキツイ。だんのうらさんのキャラはそこそこ好きだったのでツッコミどころ探しながらギャグとして楽しむのが精神衛生上よさげ。どうでもいいけどこのアニメ、たまに画面端が暗くなるんだけどなんの演出なんだろうか。

 

ダンジョン飯

モンスターを料理して食う話。調理方法や食材のバリエーションには富んでいるが話の流れはワンパターンでまあまあ退屈。ライオスとセンシの奇行とそれに振り回されるマルシルとチルチャックを見るのを楽しむ感じのアニメかなと思った。マルシルは可愛かった。終盤、ライオスの妹のファリンが復活してパーティメンバーに加わって百合展開やったぜ。ってなったけどまたすぐに離脱してしまった。ファリン救出がこのパーティのメイン目的だから話続けるなら多少はね?

 

◯治癒魔法の間違った使い方

少人数異世界転生モノ。1人または大人数でっていうのが異世界転生のよくあるパターンなので3人転生は結構珍しい?回復系スキルが活躍する異世界ということで夏にやってたキツい異世界が頭をよぎったが、本作はそこそこ面白かった。実際に死ぬかどうかは置いておいて、死は結構間近にあるんだぞっていうのはしっかり描写しておくと程よい緊張感が出ていいと思う。団長の過去編でもしっかり人が死んでるし。前世の話もちゃんとするし、異世界系の作品の中ではまともな出来かなと思った。

 

◯道産子ギャルはなまらめんこい

地域系ラブコメ。いつも思うけど何でこの手の作品のギャルってTwitter(旧エックス)に生息してるオタクみたいな喋り方するんですかね?それはそれとして、冬木さんのパワーが低すぎないか?序盤で秋野(CV:花守ゆみり)が出てすでに持っていかれた感あったのにさらに中盤で夏川先輩(CV:上田麗奈)登場で完全にヒロイン交代レベルでしたね。上田麗奈のキャラパ高すぎる。その割に夏川先輩の話は2、3話そこそこで終わってあとは1話につき一言喋るかどうかくらいしか出番なくなって涙が出、出ますよ…。夏川先輩いんのに冬木に靡く理由がマジでわからない。上田麗奈さんは用法容量を守って正しく起用しないとメインヒロインを食ってしまうってはっきりわかんだね。

 

◯望まぬ不死の冒険者

異世界風ファンタジー。主人公が一度死んで蘇生して、スケルトン→ゾンビ→グールみたいな感じで進化を続けて最終的には人とあんまり変わらない姿に戻ってしまった。この手の異世界風作品はどれも似たり寄ったりなのに自分からアイデンティティをひとつ捨てていって草。ストーリーもまだ序盤なのであんまり盛り上がるシーンもなく微妙だった。別に2期はやらなくていいです。

 

◯姫様“拷問”の時間です

捕らえた敵国の姫に拷問と称して美味しいものをいっぱい食べさせたりする話。最初はこれ12話持つか…?と思ったけど話のバリエーションがそこそこ多くて飽きずに楽しめた。中盤以降姫様が好き勝手に牢から脱走してウロウロしてんのすき。ゆる〜い感じで見れるので大量にアニメを見てる中こういう作品があると一息つけていい感じです。作画も綺麗。

 

◯ぶっちぎり?!

MAPPAの高級ホモアニメ。ごく普通の高校生が謎の魔人をスタンドにして不良と喧嘩する話。今どき不良モノって…って感覚があるのにさらに主人公の荒仁が気にかけてくれる幼馴染を邪険に扱う、2つのチームの両方のトップに媚を売る、などあまりにも畜生な性格をしていて目に余る。他のキャラも暴力に訴える脳筋か性悪の女しかいないのでマジでどのキャラクターにも感情移入できなくて詰んでる。こんなんにMAPPAさんの限りあるリソースを注ぎ込まなくていいから(良心)。

 

◯僕の心のヤバイやつ 第2期

春にやってたラブコメの2期。山田と市川の関係性が大きく動いたクールでしたね…。ラブコメのお互いに好きだけどまだ気持ちは打ち明けてないあたりの展開、すこすこのすこ。山田杏奈の反応がいちいち可愛すぎてつらい。それにしてもスマホ世代の恋愛はビデオ通話とかできていいなあと思った(おじさん世代)。ぼくが中学生のときは携帯電話すら持ってなかったからね…。このアニメ、サブキャラも魅力的なのが多くていいね。おねえは可愛いし、ばやしこ関根吉田は言うまでもないけど、男子連中も最初はただのエロガキだったのに市川とコミュニケーションを取るようになってからそれぞれの内面が知れて意外と気のいい奴っていうのが判明したり。さらに終盤でCV:上田麗奈のサブキャラが追加されて神になってしまいましたね。最終話も完璧すぎた、この後の展開が気になりすぎる。原作買うのもやぶさかではない。

 

ポケットモンスター(新シリーズ)

35話〜45話で区切りとさせていただきます。ようやくパルデアに帰ってきて、パルデア産ポケモンのエピソードも増えてきた。SV発売から1年以上経ってるけどな!しかし相変わらず各エピソードに地続き感がなく飛び飛びになってる印象。六英雄絡みの話もあんまりしなくなった。そもそも何でパルデアに用があったのか忘れちゃったゾ…。クールの終盤では思い出したかのようにエクスプローラーズが出てきて今度は黒いレックウザを巡って一悶着。エクスプローラーズ幹部組はレックウザを追い詰めるも何故か撤退。リコロイはレックウザとバトルして満足(ボールには戻さない)。アメジオはなんか出てきて共闘して帰っていった。総じて全員なにがしたいんかよくわかんなかった。これリコロイたちに至ってはなんか知らんけどパルデアにきたらエクスプローラーズがレックウザ呼び寄せようとしてるとこに出くわしたわ!ってなっただけで別にレックウザ目的にパルデアに立ち寄ったわけではないよね。そもそもパルデアまできてレックウザなのもうーん。まあレックウザもパルデアに出現する(藍の円盤)からセーフか…なおブロックルーチン。そしてレックウザに破壊されて航行不能になったブレイブアサギ号。よし、これでスムーズにアカデミー入学編に移れるな!それにしても何でこんな変なタイミングなんですかね?六英雄に会う旅は?どうにも予定されてたプロットとは違うもので急遽路線変更された感が否めないよね。まあ憶測ですがオリジナルストーリーが想定以上にウケなくて原作準拠のアカデミー編に舵を切ったってところですかね。変に色気出してオリジナルストーリーで勝負して、旗色が悪くなったら原作人気に泣きついてるの、恥ずかしいと思わないんか?これなら最初からアカデミーに通わせとけば良かったやん。まあ、オリジナル脚本はダメだと見切りつけて原作準拠のストーリーに修正しようとする判断は評価したいと思います。気づくのに1年かかったけどね。

 

◯ぽんのみち

麻雀をやる女子高生たちの話。1話で初心者向けの麻雀の説明をした後は、アバンで申し訳程度のイカサマ紹介パートが入るくらいでほぼ麻雀をプレイしない日常アニメであった。後半たまに麻雀するけどイカサマばっかやり始めるのでまともに麻雀をしたのは11話だけだったんじゃないかなあというレベル。あとはたまに挟まるパロディネタらしきものが寒くて微妙だった。元ネタ知ってれば面白いんかなあ?まあ日常アニメに麻雀要素をひとつまみ…wしただけのアニメと思えば及第点かなと思います。最終話ラストシーンで上田麗奈のキャラが出てきておちょくってんのかと思いましたね。あと12話早く出てきてればなあ。

 

◯魔女と野獣

魔術師のアシャフと謎の女性ギドが因縁のある魔女を探してなんやかんやするファンタジー×男女バディ系の話。これギドは魔女の呪いで女の体に封印されてる怪物っていう認識でいいんだよな?結局最後まで見てもギドの正体がよく分からなかったんだよな。見方を変えるとTSモノなんだけどギドの言動がツンデレどころか短気で粗暴なチンピラそのものなのでまったくそれっぽい雰囲気にならなかったのが残念。ひょんなことからいつもつるんでる男と恋人のフリをするハメになって「クソッ何でこいつなんかと…」とかぶつくさ言いながら腕組んだりして思ったよりもドキドキしてしまう自分に気づいて相手の方を見るもいつもと変わらない余裕のある表情をしていて釈然としない気持ちになるTS女のお約束展開が見たいだけの人生だったけどな〜俺もな〜。(好きな性癖発表オタク)

 

◯マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編

魔法の世界で物理で解決なアニメの2期。相変わらず戦闘がワンパ。急にシュークリーム食いだすネタも、マッシュの挙動に外野がポカーンとするのも何回も擦りすぎててくどい。せっかく上田麗奈がいるのに全然喋らない点も残念。1話と12話だけですかね?まともに喋ってたの。キャストがチョコ作ってる特番が一番面白かった。

 

◯魔都精兵のスレイブ

えっち系異能力バトルモノ。女の権力が強くて男は奴隷扱いがデフォなのでM男向けって感じですね。ぼくはMではないのでえっち要素はいまいち刺さらなかったけど中盤から人が増えてきてストーリーも面白くなった印象がある。ぼくは若狭サハラ(CV:上田麗奈)がすこ。格闘戦をするタイプのキャラなのでよくぼこぼこにされるシーンがあるんですけど上田麗奈さんがぼこぼこにされてるときの声からしか摂取できない栄養素が摂取できるので非常にいい感じでした。攻略対象じゃないっぽいのが悲しいなあ…。2期もあるらしい。いいゾ〜これ。

 

魔法少女にあこがれて

魔法少女に憧れている少女が何故か悪の組織の女幹部になってしまい魔法少女と戦わされる話。戦うといっても専ら触手やらハサミやら蝋燭やらを出して凌辱し始めるので大変えっちなことになっておりました。マジアベーゼがやべーやつなのがめっちゃ面白い。アズール闇堕ち回で解釈違いでブチギレてたのほんますこ。やべー女が出てくるアニメはだいたい面白い定期。あとはレオパルト(CV:古賀葵)の声が大変良かったですね。古賀ちゃんのシャブキメてそうな声すこ。古賀ちゃんの新しい可能性を感じさせてくれたまほあこ製作陣にガチで感謝の意を表させていただきます。2期も作ってくれよな〜頼むよ〜。

 

◯名湯『異世界の湯』開拓記 ~アラフォー温泉マニアの転生先は、のんびり温泉天国でした~

異世界で温泉に入る謎のショートアニメ。一応エロアニメ枠だけど湯気で隠れてるので何も見えない。このアニメは何と言っても声優【馬場豊】氏が出演してるところが最大の見どころですね。というかあまりにもほんへがしょーもなさすぎて(普通に尺が短いのもある。何でショートアニメなのに毎回1分のOP流すんや)これぐらいしか印象に残るシーンがない。どうでもいいけど何でこのアニメ半身浴がデフォなんですかね?ちゃんと肩まで浸かれ。

 

め組の大吾 救国のオレンジ(2クール目)

大吾、雪の過去が明かされてめ組結成に向けて組織が動いていく第2クール。救助の現場も厳しい環境のものが増えていき、さらに数年後にくるという大災害の話もちょくちょく出てきて緊張感が高まってきましたね。全体的に救助の現場の話は面白いんで良かったんですけど、前回のあらすじとか総集編っぽいのとかでの尺潰しが酷いなあと思った。夕方アニメの定めですけどね。

 

◯メタリックルージュ

地球外とか人造人間とかSF要素を詰め込みまくった作品。仮面ライダーに出てくる怪人みたいなのに変身して戦うのとかいかにもボンズっぽい。お話がんまあ、そう…よくわかんなかったです…。全体を通して説明不足感が否めない。WikiとかPixiv百科事典とかを読まないとストーリーが補完できないようなアニメの作りはダメでしょ…。ルジュとナオミの百合を楽しむ感じの作品ですかね?メイン2人の声優さんの演技もあって2人の掛け合いは結構面白かったですね。

 

◯百千さん家のあやかし王子

少女漫画的な怪異モノ。家に居着いた妖怪たちとドタバタ過ごし、ヒロインが窮地に陥ると男が助け、たまに悪霊を浄化したり荒ぶる神を鎮めたりとまあありがちなやつでした。特に言うことはないです。作画は微妙。

 

◯勇気爆発バーンブレイバーン

1話中盤までの印象は硬派なミリタリーモノって感じだったので終盤の展開でしばらく脳がフリーズしてました。2話以降もイサミが可哀想な目に遭ったりブレイバーンが気持ち悪かったり精神が休まる暇がなかった。製作陣が常にふざけ倒してるのでどういう心持ちで見ればいいのかわかんねえよ。シナリオはそこそこ王道パターンで要所でしっかりシリアスを入れてきたり、作りはまともなんだよなあ…。毎週楽しく見てたけど消費カロリーがエグいのでこれを毎クールみるのはしんどいと思った。とんでもないアニメだったな…。

 

◯ゆびさきと恋々

耳の聞こえない主人公の雪が海外を飛び回る逸臣に惹かれ、結ばれる物語。手話で会話する雪が惹かれるのが、言葉の通じないコミュニティに飛び込むことに躊躇しない逸臣だったという作劇が美しい。雪は声を出せない代わりに表情が豊かで身振り手振りなどの動きが多いのがとっても可愛い。ラブコメの例に漏れず、雪に片想いしてる男も逸臣に片想いしてる女も出てくるんだけどそいつらの話はほどほどに、あんまりドロドロした展開を引きずらなかったのも良かった。作画も綺麗。良質なアニメでした。

 

ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season

よう実3期。特別追加試験以外のエピソードが印象に残ってません。綾小路くんがかなり派手に動いてるように見えるので彼が大多数の生徒からはごく普通の一般生徒という評価をされている設定にそろそろ無理があるだろと思い始めてきた。堀北さんは2期に比べてそこそこ喋るようになってきたけど軽井沢、一之瀬、坂柳あたりが強いので相対的にヒロイン感が薄れていってて草生えるんだよな。

 

◯ラグナクリムゾン(2クール目)

未来から帰ってきて俺TUEEEする系の2クール目。序盤は日高里菜の両腕欠損してるえっちなキャラが出てきて楽しかったけど代わりに上田麗奈が出てこなくなってしまった。この作品戦闘が結構大味でつまらないと思うんですよ。主人公が戦略も知性もなんもなくパワーと根性でゴリ押しするタイプなのでぼくと相性が良くない。キャラも大量生産、大量消費の使い捨てが横行しててあんまり好きになれなかった。終盤の上田麗奈劇場はマジで良かった。上田麗奈さんは狂気を孕んだ演技や絶望したような声、ボコボコにされたりしてるときの悲鳴などで真価を発揮するタイプ(もちろん普通に喋ってるだけでも強いぞ!)の声優さんなのですけど、このアニメではあらゆるバリエーションの上田麗奈の声が聞けたのでさすがだぞ!上田麗奈の使い方をバッチリ理解してるんだな!となっておりました。上田麗奈のキャラが死んでしまったので続編来たとしてもあんまり嬉しくなさそうなのが残念。てか敵さん全滅したけどこっからまだやることあるんですかね?

 

◯ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する

悪役令嬢モノ…かと思いきや別に主人公に悪役令嬢要素はなく多々野令嬢だったのでエセ悪役令嬢モノですね。最近悪役令嬢が概念になりつつあるな…。異世界やり直し系の主人公は神からチート能力をもらったり、より発達した文明の科学知識を持っていたりで無双しがちですが、こいつは何度もループを繰り返すことで能力を獲得していくパワータイプなのがちょっと独自性ありですね。まあやってることはごくありふれた悪役令嬢モノだったので本筋にはあんま新鮮味はなかった。どうでもいいけど主人公のリーシェ=イルムガルド=ヴェルツナーって名前、めっちゃ声に出して読みたくなりませんか?俺も異世界に転生したらこの名前名乗るか…。

 

 

以上44本になります。今季はまあそこそこ見るもの多かったかなという印象です。しかし面白いアニメはさっさと終わってしまって4月まで残ってるアニメにロクなのがないのが残念極まりなかった。クソアニメの皆様におかれましては、どうかせめてクール内に収めていただくようお願い申し上げます。来季は続き物が強そうな感じでいいですね。あとご新規さんで2〜3本おもろいのがあれば楽しく3ヶ月を過ごせそうです。では今回はこの辺で失礼します。ほな、また…。