こんにちは。らいとです。
2024年夏クールに放送されたアニメの感想を適当に書いていきます。例によってランキング形式ではなく五十音順で掲載していきます。 また、まだ最終話を迎えていないアニメに関しても感想を掲載していますがご了承ください。
◯ATRI -My Dear Moments-
海面上昇によりオワオワリになった世界でヒューマノイドとなんやかんやするみたいな話。世界観のスケールはでかいけどやってることは小さくまとまってるなといった感じ。序盤の内容はあんまり印象に残ってないけどアトリの記憶が復活したあたりからはそこそこ面白かった。12話〜13話の展開はやや蛇足感があるなと思った。でもノベルゲー原作にしてはそこそこ上手くまとめたん方なんじゃないでしょうか。
◯異世界失格
異世界に転生した太宰風の小説家が他の転生者を現代に強制送還する話。1話見た感じだとかなり出オチ感があったが、回を重ねていくとどんどん面白くなっていった印象。チート能力でやりたい放題の転生者を現代に返すというストーリーの展開を見た感じアンチ異世界モノみたいな位置付けの作品なんでしょうね(タイトルもそんな感じだ)。1つの章が長くとも3話くらいで終わり、1話完結のショートストーリーみたいなのも挟んだりしてダレることなく見れたのはよかったですね。センセーの心中に付き合わされた薄幸そうな女性のCVが上田麗奈なのもポイント高い。2期やってくれよな〜頼むよ〜。
ワーナーブラザーズのアメコミ風異世界。特殊能力持ってる犯罪者のグループが異世界行ってなんやかんやする感じのやつ。台詞回しや演出がだいぶアメリカ風で異世界作品としてはまあまあ新鮮であった。戦闘作画もよく動いてて悪くはないんだけど主人公サイドが脳筋集団なので大味な感じが否めない。CV上田麗奈のキャラの覚醒シーンが良きだった。10話完結でさっさと終わってくれたのも高評価です。2期はナオキです…。
テンプレ異世界に子育て要素をひとつまみ…wした作品。主人公がチート能力もらって無双したり、現代の知識で様々な商品を生み出して賞賛を浴びたりするいつもの異世界。ストーリーに起伏がなさすぎてあまりにも味がしない。作画もあまり良くはなく、キャストも強くないため、評価するポイントが存在しない。
◯エルフさんは痩せられない。
異世界から現代日本に来たエルフがジャンクフードにハマってしまい、太って帰れないから痩せるぞみたいな作品。最初はダンベル何キロ持てる?的なオタクに運動を促すタイプのアニメかと思ってたけど痩せたのにまたポテト食ってリバウンドを繰り返していたり、ソシャゲアニメばりにキャラが増えまくっていたりしたのでそういうもんだと思って見ることにした。頻繁に服が破れたりするいわゆるえっちなアニメなんですけど肝心のキャラクターがどいつもこいつも恵体すぎてまったく刺さらなかったゾ…。申し訳ないがデブはNG。
◯狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF(2クール目)
なんか話が難しくなってきてんにゃぴ…。やってることはなんとなくわかるけど一つ一つの話が長い割に絵面が地味なのでややダレてきた感がある。ホロは相変わらず可愛かったので癒しです。2期やるらしいけどこの感じが続くならちょっと退屈かも。
◯推しの子 第2期
2023春に放送されて一世を風靡したアニメの2期。1期ほどの勢いはないにしろ安定して高得点を出すアニメって印象です。有馬かなと黒川あかねのヒロインレースがアツい。ルビーの影が薄くなってるのがアレだけど今後出番が増えることでしょう。アクアの目的だった父親探しが一段落つき、これからどうすんのやろと思っていたら終盤の怒涛の展開で正直前半の記憶が吹っ飛んでしまった。3期も楽しみだぜ。
◯俺は全てをパリイする~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~
実はめっちゃ強いのにスキルをあんまり習得できなかったから弱いと思い込んでる系主人公の作品。俺何かやっちゃいました?の強化版みたいな感じ。最初はちょっと新鮮味があって面白いと思ったけど回を重ねるにつれて主人公の卑屈ムーブが鼻につくようになり不快感が増していった。主人公以外のキャラも基本的に言葉が足りておらず、黙って評価を上げていく感じなので主人公が自分の強さに気づくことなく最終話を迎えてしまった。これにすれ違いコント的な面白さを感じる人もいるにはいるんだろうけど個人的には微妙。
魔法少女と悪の組織の幹部の男が恋に落ちてなんやかんやする話。最初から最後までやってることが変わり映えしないので15分とはいえ結構きつい。キャラ魅力と掛け合いで勝負するタイプの作品は相性が合わないとまあこうなりますね。
◯神之塔 -Tower of God- 王子の帰還
大昔にやってたやつの2期。もう1期の内容覚えてねえよ…。ストーリーとしては1期ラストから数年が経過し、新章みたいな感じになってはいたが、話がよくわからないのは相変わらずだった。無駄にキャラが多すぎるんだよなあ。一応1期主人公の夜=2期のビオレで裏切られた復讐のために塔を登っている(?)みたいなストーリーのはず…知らんけど。なんか2クールあるらしい。勘弁してくれよ…。
◯烏は主を選ばない(2クール目)
1クール目とは打って変わって、山内に猿ゥ!が出現し烏たちを襲うのでその原因を探るのが主なストーリー。あせびの君の姿が影も形もなくて笑っちゃうんすよね。話が進むうちに烏とは別に種族として人間が存在し、烏たちは人間界から隠れるようにして生活しているという世界観が判明してびっくりした。次クールからは人間界もがっつり関わってくるんでしょうか。話は結構難しいけど最後まで見ると点と点が繋がってスッキリする感じにストーリー作りの技量を感じますね。話数が少ないのもGOOD。
◯疑似ハーレム
早見沙織のオタクのためだけに存在するアニメ。序盤は作画やばいし七倉が先輩に惚れた理由がよくわからんしでクソアニメ寄りだったんですけど、回を重ねるにつれやや面白くなっていった感じ。この手のラブコメは好き合ってから付き合うまでの流れが1番面白いとされていますが、この作品は付き合ったあとの関係性や距離感の変わり方も丁寧に描いてて非常に好感が持てましたねえ!拙者後輩女子が付き合ってから敬語→タメ口に変化するシチュ大好き侍。義によって助太刀致す。早見沙織さんの演技の幅の広さも楽しむことができてオタクにとっては嬉しいんじゃないでしょうか。俺としては疑似ハーレム(上田麗奈ver.)を是非とも見てみたいけどな〜俺もな〜。
◯義妹生活
親同士が再婚して歳の近い義妹と一緒に生活することになって〜みたいなそれなんてエロゲ?な作品。最近は義妹は絶滅危惧種だったので期待してみてたんですが、義母(CV :上田麗奈)の火力が強すぎてメインヒロインを完全に食ってしまっていた。これじゃあ義母生活だよ…。ストーリーの方もなんというか哲学的というか理屈っぽい話が続いてイチャイチャラブコメディ!みたいな甘い展開が皆無だったのも痛い。オタクが見たいのってそういう展開じゃないと思うんだよなあ。最終的には主人公と義妹はお互いに好き合っていることを告白するんですが、結局異性として接するのか家族として接するのかよくわからないまま(描写的には家族寄り?今までの葛藤はなんだったんですかね…?)終わってんにゃぴ…よくわかんなかったです…。
◯グレンダイザーU
大昔にやってたロボアニメのリメイクらしい。世界観がよくわからん。宇宙人同士がなぜか地球で戦うので地球の都市はもうめちゃくちゃや。肝心の戦闘の原因になってる男は女2人と三角関係やって遊んでるし、地球人連中も当事者の割に危機感が遅刻している。ロボット同士のアツい戦闘にしろ、三角関係の末の悲恋にしろ、男同士の友情にしろ、どれをとっても中途半端で何がしたいのかよくわからないというのが正直な感想。一説によると中東の石油王がスポンサーになってこのアニメの制作に投資してたみたいな話を聞いたんですけど、石油王さんはこのアニメの出来に納得してるんですかね?もしぼくが石油王で出資したアニメの出来がこんなんだったらブチギレて日本への石油の輸出を止めてると思うんですけど…。
◯恋は双子で割り切れない
双子とラブコメする感じのやつ。姉妹で主人公を取り合う感じのドタバタラブコメかな〜と思ってたら序盤はそれとなく譲り合っててお前らラブコメする気あるんかと呆れてた。かと思いきや物語後半は主人公を奪い合う心理戦が始まっててんまあ、そう…何がしたいんかよくわかんなかったです…。白崎がだいぶ優柔不断系でキープに走るのでほんまに不快感がやばかった。2人のうちどっちかは決められないけど他の男に取られるのは嫌だとか女々しいからやめたほうがいいっすよ。まあそういうのがコンセプトだとは思うんだけど個人的にはあんまり合わなかったかな〜という感じ。
◯この世界は不完全すぎる
ゲームの世界から出られなくなってしまう系のよくある異世界。主人公はゲームデバッグ会社の人間で、デバッグ作業中に出られなくなってしまい、デバッガーとしてのバグや仕様の知識を活かして立ち回るという一風変わった作品。バグを利用して難所を切り抜けたりするんですけど、バグ利用があまりにもご都合展開すぎて笑ってた。ストーリーも着地点が見えづらく、あまり盛り上がる感じではなかったが、しょーもない無双系よりは数万倍マシなのでまあ。
◯ザ・ファブル(2クール目)
序盤は1クール目の終盤のドシリアスとは打って変わって、野郎とキャンプし始めて一気におもんなくなってしまった。しかし中盤以降は一気にシリアス展開に。今までの一見乱雑にとっ散らかってた点と点が線で繋がってく感じが小気味よくてすこ。クライマックスにかけてどんどん話が盛り上がっていってて終盤は非常に楽しめました。洋子姉さんがめっちゃかっこよくて何!?ってなってた。結構話は気になるけど、前半の虚無パートをまた見せられるのか…という気持ちもあるので続編は無理しなくていいゾ。
◯しかのこのこのここしたんたん
シュール系ギャグアニメ。最初はキルミー的な感じを期待してたんですけど、ギャグがめっちゃ滑りまくってて居た堪れなかった。こしたんのツッコミもやや間延びしててテンポが悪いなあと思ってみてました。漫画ならスッて読み飛ばせる長台詞のツッコミってアニメにするとえらく冗長に感じてしまうんですよね。原作に準拠してるかは知らんけど。まあこれだけならよくあるクソアニメで一部カルト的な信者がつくくらいの評判で終わりそうだったんですけど、問題だったのはプロモーションを打ちまくってて話題になりすぎてしまったところですかね…。キャッチーな歌とダンスで人を集めるまではいいんですけど、肝心の中身がおもんないと逆効果では…。まあ中身以前にそもそも見てもらえないと評価すらされないので、どっちがいいかは一概には言えませんが。あんまり先入観なくアニメ見たい身としては放送前にしつこいくらいPR打ちまくるスタイルが蔓延するのは個人的には嫌ですねえ。
◯下の階には澪がいる
韓国トゥーン原作のラブコメ。原作は韓国だが放送は中国でされ日本語に吹き替えられているという都合上、文化圏は韓国で作中で使われてる文字は中国語でキャラの名前は日本語とかいう意味わからん世界観になっている。ストーリーは急に美少女に言い寄られたけど昔から好きだった先輩とどっちを選ぶかみたいなよくある三角関係ラブコメなんですけど、キャラクターにあまりにも魅力がなさすぎてどうしてこれでラブコメが成立するんだよ…と思いながら見てた。メインヒロインの澪が元アイドルの美人だけど考えるよりも先に手が出るタイプの暴力女で、主人公君は優柔不断系の優男なので、この2人が惹かれ合うイメージがあんまりない。何回か書いてると思うけど恋愛系って登場人物に感情移入できるかどうかが大事だと思うんでキャラ魅力が低かったり、好きになった理由が不明みたいのはナオキです…。
◯SHY 東京奪還編
2024冬にやってたやつの続き。シャイと小石川さんの百合とか、古賀葵の声がする謎の女学生との絡みとか、序盤はそこそこ楽しんでたんだけどすぐにシリアスパートに突入してしまいアーナキソ…。1期と同じように長々とシリアスを続けて結局そのまま最終話を迎えてしまった。別に面白くなくはないんだけど、期待してたものではないのでうーんって感じ。3話くらいでサクサク事件をまとめて幕間に日常回みたいな感じで進めてほしかったけどな〜俺もな〜。
◯小市民シリーズ
氷菓の作者の推理小説作品。こいついつも推理してんな。氷菓と違ってこっちは結構ガチ目の犯罪を相手にしたりする。岐阜の治安が悪すぎる。推理パートもそこそこ面白いんですけど、この作品はとにかくヒロインの小佐内さん(CV:羊宮妃那)がかわいいっすね〜。食いしん坊だったり不幸体質だったりサイコパスだったりと属性を盛られまくっていて本当におもろい。10話で終わってしまったのでやや物足りなさあり。2025年春に2期が予定されているので楽しみに待ちましょう。
◯新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。
転生じゃない異世界風ファンタジー。あらすじはタイトルのとおり。言うほど冒険はしておらず、専ら闘技場で殴り合っているだけであった。基本的には無双系異世界でよくある感じのストーリーが続くんですけど最終話の展開はちょっとアツかった。パリィと似たような感じだがこっちは主人公にあまり不快感がないのでマトモ寄りという判定です。
◯0歳児スタートダッシュ物語
異世界のショートアニメ。ぶっちゃけテンプレかつ毒にも薬にもならないアニメなんですけど、特筆すべき点は1話3分で終わるというタイムパフォーマンスの高さ。どうせ中身がないアニメなので短時間に圧縮してしまうという発想はまさに天才のそれ。全ての虚無系異世界が見習うべき理想の異世界作品とさせてください。尺の短さが評価点になるってなんだよ…。
◯戦国妖狐 千魔混沌編
冬とかにやってたやつの続き。たまと迅火が消えて真介だけになったパーティに元々敵だった千夜と新顔の月湖を加えて再スタート。正直世直し姉弟編よりかはストーリーが分かりやすくなっててまだ見れる程度には持ち直してるし、キャラも千夜と月湖さえ覚えとけば最低限話は追えるので、総じて1クール目よりは見やすくなったかなという感じ。でもこれ計3クールなんだよな…。勘弁してくれよ…。
◯先輩はおとこのこ
女装する男の子の話。最初は男の娘モノかと思ってて、男の娘のCVが男なのは解釈違いでキレてたんですけど、タイトルをよく見たら「おとこのこ」なんですよね。本編を見ててもまこと先輩は女の子になりたいってよりは単に可愛いものが好きってだけで性自認は男っぽいので、なるほどそういうことかと納得いたしました。男の娘と女装男子は全くの別物であるというのはあまりにも有名なので皆さんもぜひ覚えて帰ってください。それは置いといて、本編のまこと君が生きづらさを感じながらも自分の好きを貫く姿勢に涙がで、出ますよ…。そして周りのキャラクターが魅力的すぎるんですよね。後輩の蒼井咲(CV:関根明良)はいるだけで空気が明るくなるムードメーカーで幼馴染のリュウジは面倒見の良い気さくな男友達って感じなんですけど、三者三様に悩みを抱えてるみたいなのがあってキャラクターに奥行きが出て非常によかった。拙者底抜けに明るく振る舞う奴が実はめっちゃ重い闇を抱えてる展開大好き侍、義によって助太刀致す。ていうかどいつもこいつも抱えてるものが重いんだよなあ。3人のうち常に誰か1人は曇ってるのめっちゃ草だった。シフト制を敷くな。続編は劇場版らしいです。どうすっかなー俺もなー。
◯多数欠
よくあるデスゲーム系作品かと思いきや、2話にして死者が生き返ってしまったのでもう終わり。蓋を開けてみれば特権・権利とかいうチート能力を使った異能力バトルモノでございました。前述の通り死んでも生き返り、ガバガバの頭脳バトルやキッズアニメみたいな作画もあり、全く緊張感がない。これが2クールもあるってマジ?もう充分堪能したよ…。
◯黄昏アウトフォーカス
ホモアニメ。結構ディープな性描写があるのでいや〜キツイっす。これを女の子同士にしたらおもろいんかなあと思いながら脳内変換して見てました。それでもキツいもんはキツい。
◯ダンジョンの中のひと
異世界風ファンタジーの世界観だけど、冒険者が探索するダンジョンには実は管理者がいてモンスターやアイテムを補充したりしてて…みたいな話。設定はわりと凝ってて面白いのだが如何せん絵面が地味すぎてうーん…。クレイとベルの百合を楽しもうにもあんまりそういう雰囲気でもないし、ちょっと価値を見出せなかった。
◯杖と剣のウィストリア
魔法が全ての世界でフィジカルだけで無双する主人公の話…これマッシュルでは?ストーリーをずっと見ててもだいたいマッシュル。後半戦はダンジョンに潜り始め、これも同じ作者が書いてるダンまちとやや被る。だいぶ既視感があるアニメでございました。作画は綺麗だがストーリーはなんかどっかで見たような話が続くのでかなり退屈。2期やるらしいけど勘弁してほしいゾ…。
◯デリコズ・ナーサリー
なんか諜報機関?的なとこで子育てしながら仕事する働き方改革推進アニメ。これ子育て要素いらなくね?となるが子供パートにしか見所さんがないという謎作品。何がしたいんだ。8月第2週スタートとかいう大遅刻をかましておきながら悪びれもせずに2週間の放送休止を挟み当然のように秋クールにはみ出す許されざるアニメ。頼むから足並みを揃えてクレメンス。
◯天穂のサクナヒメ
2020年に発売されて話題になった米作るゲームが原作。私は原作プレイ済で普通に面白かったんですけど、ゲームでやってこそだしなあと思って見始めました。結果的には、ストーリーは多少の改変はあれどほぼ原作通り、キャラの動きや設定も変なところはなかったのでまあ及第点かなといったところ。原作にはゆいがかいまるをビンタするシーンがあるんですが、かいまるが躱すように変更されていて涙が出、出ますよ…。ポリコレ的なアレで配慮したんでしょうかね。あとは原作はBGMが素晴らしいんですが、アニメではあんまり使ってもらえませんでしたね…。田植唄を出す以上そこはしっかりやってほしかったけどな〜。全体的にはうまいこと1クールで最後までまとめてたんでまあ良かったんじゃないでしょうか。アニメ見て面白いと思った人は是非とも原作をプレイしてほしいんだよな。
◯転生したらスライムだった件 第3期(2クール目)
相も変わらず会議会議…。後半ちょっと闘技場で変化をつけてきたけどまあ御前試合みたいなもんだし、参加者の1人がユニークスキル持ちで戦わずして相手が敗北を認めてしまうみたいなクソ塩展開で頭抱えてた。せっかく名誉挽回するチャンスだったのになあ。4期やるらしいけど、さすがにそろそろ面白くなってもらわないと困る。
◯時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
基本ツンツンしてるがデレるときはロシア語で喋るヒロインと、主人公が実はロシア語が分かるのでデレがバレバレになっているみたいな作品。主人公がロシア語を聞き取れるという設定を無理なく通すために良家の子息で実はハイスペと能力を盛らざるを得なくなった結果、相対的にアーリャさんが無能みたいな感じになってしまっている。ストーリーも序盤はラブコメしてるんだけど、後半はもっぱら生徒会選挙に向けた頭脳戦の方がメインになってしまっておりなんだかなあといった感じ。というか久世妹(CV:丸岡和佳奈)が可愛すぎる。こいつに属性盛りすぎだろ。ヒロインのバランス設定をミスるとメインヒロインが要らない子になってしまうので気をつけてほしい。EDが1話ごとに変わり、アーリャさん(CV :上坂すみれ)がカバー曲を歌唱するという高木さんスタイルだったが、懐メロだけでなく最近の曲や他アニメの主題歌、ボカロ曲などにも手を広げており、今後出るアニメでのカバー選択肢の幅の増加に大きく寄与した点は評価に値する、とさせてください。
◯なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?
並行世界みたいなんに飛ばされてなんやかんやする異世界風ファンタジー作品。世界観について色々考えながら見てたけど結局全然説明されることなく意味不明なまま終わってしまった。しかも戦闘シーンが多いのに作画が終わっているためなんも評価できない。Project No.9くん、何度同じ過ちを繰り返すんだ…?
◯菜なれ花なれ
女子高生がチアやる感じのやつ。最初競技チアの話かと思ってたけど、すぐに動画投稿うんぬんみたいな話になってあっ…(察し)ってなってた。最近こういうの増えましたね〜時代ですね〜。案の定バズって多忙になってメンバー内に不和が生じたりアンチコメントが書かれてプチ炎上したりと考えうる限りの不穏展開をぶち込んでて草が生えてしまった。この手の女子高生が集まってなんやかんややります系の作品、ギスギスをぶち込まないといけない決まりでもあるんですかねえ。ストーリーに関してはなんというか全体を通してこの作品のやりたいことがよくわからなかったんだよな。キャラクターの掘り下げも中途半端な印象を受けた。チアやってるパートとか、作画とかは良かっただけにストーリーの物足りなさが際立っていた印象。
◯2.5次元の誘惑
漫画研究部を1人でやってたオタクにコスプレしてくれる美少女の後輩ができて一緒にイベント行ったりする話。序盤はリリサがいい感じに頭おかしい系女子やってておもろかったんだけど、イベント行き始めてからは初心者コスプレイヤーが周囲の助けを借りながら困難を乗り越えるみたいなありきたりな話になってしまいコレジャナイ感が出てきた。さらに部室を取り上げられそうになって活動実績を作ったり、有名コスプレイヤーのライバルキャラが出てきてイベントで勝負したり、数年前に引退した伝説のコスプレイヤーが漫研の顧問になって背中を押してくれたり、どんどん展開が少年漫画じみてきてこれもうわかんねえな。最初想定してたのとは違うけどこれはこれでありかなあと思うなどした。どうでもいいけど、鬼頭明里のキャラいる?
◯逃げ上手の若君
鎌倉幕府の生き残り、北条時行が足利高氏から逃れながら鎌倉幕府の再起を目指す歴史アニメ。前評判に違わず面白く、作画も綺麗でよく動いていた。そしてなんか若が可愛い。事あるごとに顔を紅潮させて大変えっちでございました。ギャグパートのノリがややハイテンションで緊張感が台無しになるのがちょっと受け入れられなかったが、それ以外は十分楽しめましたね。
◯NINJA KAMUI
アメリカで製作されたアクション系アニメ。タイトルにある通り忍者が活躍するんですけど、我々の想像するオールドタイプの忍者ではなくて極度にアメリカナイズされたNINJAという別カテゴリーみたいな感じなので、コレジャナイ感がすごい。パワードスーツみたいなのを纏って戦闘する様はもはやアメコミヒーローのそれ。アメリカ人にはウケるんだろうけど…。アクションシーンの動きの良さには目を見張るものがあったが、前述の通り違和感バリバリであんまり楽しめなかった。
◯ばいばい、アース
獣人系の人たちが暮らすファンタジー風世界で人間の女の子がなんやかんやする話。1話見た時点だと主人公の女が偏見やら迫害やらに耐えながら冒険したり成長したりする感じなんやろなと思ってたけど2話以降で全然違うことが判明し、なおかつ世界観も舞台設定もなんも意味わからなくて宇宙猫みたいになりながら見てた。しばらく見てて、これはソシャゲアニメみたいなもんと自分の中で折り合いをつけて、設定を理解することを放棄いたしました。知らん間に終わってたし、なんか2期あるらしくて涙を流しています。
◯ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで
学校のクラスメイトと一緒に異世界に召喚される集団転生モノ。この手のやつ数は少ないけど全部同じような展開で草なんだよな。主人公の戦闘スタイルがパラライズで動きを止めてポイズンで毒殺するという陰キャスタイルなので画面映えしないというのも痛い。本来なら結構クソアニメ認定寄りだったんですが、今季はこれよりも酷いのがゴロゴロいるのでそっち方向でもあまりインパクトがなく中途半端になってしまった。全然関係ないけど指名手配されて顔を隠してる女キャラが、しっかり乳は晒してるのおもろい。頭隠して乳隠さず。
◯VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた
タイトルのまんまですね。自分のVtuberの理解がVtuber四天王〜バーチャルさんは見ているあたりまでで止まっているのではえ〜今のVはこんな感じなんすね〜と思いながら見ていた。基本的にキツめの下ネタやパロネタが飛び交う身内ノリ空間なのでそういうのが好きな人にはウケるんじゃないでしょうか。ぼくはあんまりノリについていけなくてきちいな〜と思いながら見ておりました。3話くらいでVtuberの人がサノバウィッチの紹介をする回があって、キャストクレジットに遥そらさんの名前が入ってたのだけは感動した。(このアニメのキャストに◯◯◯◯(自主規制)さんや×××××(自主規制)さんがいたら微妙な空気になってたんかなあなどと思ったりした。)
◯僕の妻は感情がない
家事用のロボットと結婚する話。序盤マジで主人公くんの挙動がキモすぎてキツかったんですが、回を重ねるにつれてこの世界ではロボットに関する人権(ロボ権)意識や配慮が行き届いているという設定が明かされていったのでキモさが緩和されていった感じですかね。ひとつ気になるのはこの世界では割とロボットと結婚する人多そうなんですけどタクマがミーナちゃんを実家に連れてったとき「えっ」みたいな反応になってたとこですかね〜。世間とタクマの両親の感覚のズレが気になったというか。まあ家事用だったからなんでしょうかね。
◯ポケットモンスター(新シリーズ)
57話〜67話で区切りとさせてください。テラスタルデビュー編の後半戦、パルデアの各地を巡りながらリコロイドットの3人がジムリーダーと戦う感じでしたね。あまりにも話の流れが単調すぎてイマイチ盛り上がりに欠けていた(いつも盛り上がってないが)。原作ジムリーダーが簡単に負けたりしなかったので一応原作キャラへのリスペクトはあるんかなと思ったりはした。それにしても原作キャラをいっぱい出した結果、アニメオリジナルのキャラがうっすいなあというのが露呈していてキツい。原作キャラと張り合えるレベルにキャラ立ってるのがサンゴちゃんくらいしかいない件。こっからまたアニオリ路線に戻るんだけど大丈夫かなあ。もう少し待てばゼロの秘宝のキャラとかが出てくるみたいなのでそこまでの辛抱ということで。そういえば、中盤の3週連続捕鯨の歌回がマジでキツすぎたんでロイのホゲータがアチゲータに進化したことで捕鯨の歌を封印してくれることに期待してます。
◯魔王軍最強の魔術師は人間だった
タイトルの通りですが、ダークヒーロー系という感じではなく普通に魔族と人間族が共存してる感じでしたね。設定はあんまり見ないタイプのやつですが、ストーリーの展開はどっかで見たことのあるようなものばかりでかなりテンプレ寄り。作画もかなり省エネで大軍が動くシーンなどが3DCGになっており安っぽさに拍車がかかっている。どうでもいいけど主人公くんの所属してる軍の団長がモロ人間みたいな見た目なんですけど、主人公くんは顔隠す必要あったんですかね…。
◯負けヒロインが多すぎる!
想いを寄せていた男と結ばれない、いわゆる負けヒロインたちに焦点を当てた一風変わったラブコメ(?)。負けヒロインたちの失恋してから立ち直るまでの心理描写が繊細に描かれていて、ラブコメというよりも青春群像劇といった感じなんですかね。今のところ温水君は誰ともフラグが立っているようには見えないし。ヒロインの苦悩を描くシリアスパートの緊迫感は言うまでもないが、ギャグパートとの緩急のつけ方も上手いなあと思いました。コミカルとシリアスのメリハリがしっかりついているアニメは良作。というかお当番回が終わった後の八奈見さんがただのギャグ要因と化していてウケるんだよな。何か食いながら登場するだけで笑いをとれるのズルすぎる。キャラクターも大体のキャラが独自の個性を持っており、サブキャラも魅力的に描かれているのがいいと思います。まあそのせいで舞台の学校の変人密度がだいぶヤバいことになってるんですけどね…。関係ないけど本作の勝ちヒロインのCVが種﨑敦美と上田麗奈なの、非常に分かりみが深いとさせてください。朝雲さんをすこれ。2期の発表はありませんでしたが期待して待ちたいと思います。
◯魔導具師ダリヤはうつむかない
純正なろう異世界転生作品。現代の知識と異世界の魔法を組み合わせて便利道具を発明するものづくり系の異世界ですね。序盤でクズの婚約者に振り回されるとこまではそこそこ面白かったけど、貴族の息子と会って共同で魔道具開発するようになってからはストーリーにまったく起伏がなく退屈になった印象。冒険も戦闘もしない異世界ってこんなに盛り上がらないのか…と思いながら見てた。
◯真夜中ぱんチ
炎上した配信者が吸血鬼と組んで動画投稿する話。マジで最近これ系の作品増えてきたよな…。序盤は割とフリーダム系であんまりテンションについていけなかったんだけど、中盤以降の真咲に焦点が当たり始めてからが面白くなっていった印象。11話〜12話の展開はこの作品らしさが出ていて綺麗に纏まったなーといった感じでした。あと毎週YouTubeに投稿されるショート動画が結構手が込んでいておもろかった。
ホームズと対決したモリアーティ教授が転生して別世界の悪役(悪役とは言ってない)令嬢に憑依してしまう話。とりあえず転生させればいいと思ってないか?話はまあ可もなく不可もない感じだが作画がかなり省エネ、というかほぼ紙芝居。ショートアニメだし仕方ないね。1回15分で6話完結だったのでアニメ消化勢に優しい仕様となっておりよかった。
◯女神のカフェテラス 第2期
2023年の春にやってたやつの続き。今期からファミリアのライバル店が出てきて、そこの店員の声優がめっちゃ強くて話題になってましたね。ライバル店との対決をメインに話が進むのかと思いきや、最初の3話くらいであっさり決着して以降はいつもの5人の身の上話しかやらず、この人たちいる…?ってなってた。1期に比べて進展はあったけど、五等分とかと違ってメイン5人のうち3人しか主人公君に気がないんですよね。なんのために5人もいるんや…。あと1期のときも思ったけど下ネタがちょっとキツいんだよな。もうちょっと奥ゆかしさを見せてください。ヒロインの強さはツインテ>バンド>>淫乱>>>服飾とさせてください。クソバカはクビだクビだクビだ。
◯モブから始まる探索英雄譚
現代日本にダンジョンが生成されて探索するみたいなファンタジー作品。世界観は最近だと俺だけレベルアップな件に近い。全然雰囲気は違うけど。ストーリーは主人公がラッキーで入手したレアアイテムから召喚した従者がめっちゃ強くて無双するみたいないわゆるキャリーされる系。この手のやつ主人公に魅力がなさすぎがちとされているんですけど、この作品も例に漏れずでしたね…。その割に登場する女キャラみんな主人公に気があるみたいな描写でなんだこれは…たまげたなあ…といった感じ。序盤は絵面が全然変わらず、終盤になるにつれてどんどん作画が悪くなっていったので1クール通して飽きがこない作品でした(面白いとは言ってない)。
◯よあそびぐらしっ!
僧侶枠。まああんまり言うことはないいつもの僧侶って感じでしたね。おもんないアニメはさっさと終わることが美徳とされているので、5分アニメ+総話数8話とかなり拘束時間が短いこの作品は今期の中では相対的に評価が高くなってしまっている。バグ。
◯夜桜さんちの大作戦(2クール目)
1クール目よりもバトル&シリアスに寄ってきた感じ。ストーリーにはガッツリ動きがありましたが、肝心のスパイ稼業は影も形もなくなっていき、専ら異能力バトルに明け暮れていたのでコレジャナイ感がすごい。太陽や夜桜家の過去も明かされたけどそれなりに予想は出来たのであんまりパッとしない。それよりも敵陣営の方がヒロイックな生い立ちで笑っちゃうんですよね。同じ話を長々と続けているのもマイナスポイントが高い。結果として、シリアスに振るよりもギャグをやってた方がマシでしたねえ。2期はいやーキツイっす。
◯ラーメン赤猫
猫が経営してるラーメン屋で人間がアルバイトする話。猫が二足歩行したり喋ることに関する説明はなし。何を楽しんで見ればいいアニメなのか全くわからなかったんですがそれは…。唯一10話だけは上田麗奈さんが出てきたので楽しく見れました。ん?猫が喋る…猫の飼い主が上田麗奈…これ実質わんだふるぷりきゅあ!では…?
以上53本でした。なんか面白いアニメが少ない…少なくない?アニメ消化のモチベーションに関わるので、少なくとも1日に1本は良アニメを見たいけどな〜。来季はもう少しマシになることを祈りながら、夏クールの総評とさせていただきます。
…なんか足んねえよなあ?
番外編
◯わんだふるぷりきゅあ!
懲りずに今回も書きます。前クールでまゆユキ(ユキまゆ)で世界に平和が訪れたのはあまりにも有名な話ですが、当時はこれが最大瞬間風速になったら嫌だな…と思っておりました。夏クールも序盤はほのぼの日常回みたいなのをやって、尊いまゆユキを見せつけてきたり、ユキちゃんのキャラを崩壊させたりして回を重ねていて、私にとっては非常に眼福であったのですが、一部の大きなお友達からは「一生話進まねえ」「そろそろ敵幹部が見たいゾ」みたいな不満が表出し始めていた時期だったかと思います。
尊いまゆユキの一例(東映アニメーション・わんだふるぷりきゅあ!第22話『わんだふるご〜!』より)
ユキちゃんのキャラ崩壊の一例(東映アニメーション・わんだふるぷりきゅあ!第25話『夏だ!海だ!宿題だ!』および第27話『ツチノコに会いた〜い!』より)
個人的にはまゆユキの尊い絡みが見られれば一生日常回でも構わないかなと思っていたんですけど、そういう感想が出てくるのもまあ、多少はね?そういった中、第29話『はじめましてニコ様!』でついに話が動きます。ニコガーデンで発生した謎の卵から、ニコ様なるニコガーデンの主が誕生。ニコガーデンに訪れた危機はガオウというかつてオオカミの群れを率いていたリーダー的な奴に端を発していたことが判明。そして間髪を入れずに敵幹部のトラメとザクロが登場。2人はガルガルをさらに強力なガオガオーンに変化させ、アニマルタウンを混乱に陥れる。ワンダフルとフレンディはオオカミたちとも友達になりたいと対話を試みるが、オオカミという種族がかつて人間の手によって絶滅させられたことを聞かされ、動揺する…。ちょっと急に重すぎません…?これまで徹底してみんな仲良しな宥和路線を貫いてきたプリキュアに対して、いきなり人類の罪と向き合わせるの、試練が過ぎるでしょうよ。動揺した4人はなす術もなく敗北し、打ちひしがれるいろはの顔が映り29話は終了…日曜の朝からこんな気分にさせないでくれ…。人類史の負の側面をちゃんと描いてくれており、非常に好感が持てますね。明確に意思の疎通が取れる敵キャラの登場をここまで引っ張ったのも、いきなり初手から対話拒否の相手を出すと動物たちと友好関係を築くというコンセプトが描けないからということで納得がいきましたね。これまでのストーリーの積み重ねを感じる1話でした。
続く30話『わんだふるなキャッスル!』ではオオカミたちに拒絶されたことで悩むいろはだったが、こむぎと話し合うことで自信を取り戻し、もう一度オオカミたちと対話を試みようとする。同じく恐怖を感じるまゆに対しても、ユキが勇気づけ、4人はガオガオーンとの対決に臨む…。ここのまゆユキが尊すぎるということは声を大にして言いたい。
尊すぎるまゆユキ(東映アニメーション・わんだふるぷりきゅあ!第30話『わんだふるなキャッスル!』より)
そして4人で一緒に力を合わせて戦うことを提案するユキちゃん…。ここでユキちゃんがこれを言うのが尊いんですよね…あの孤高だったユキちゃんが成長したね…。そして満を持して4人同時変身からの4人同時名乗り…『わんだふるぷりきゅあ!』が完成した瞬間を感じました。今までの2人チームが2つのスタンスも良かったんですけど、やっぱり全員で力を合わせてこそだよなあと思いました。そんでなんやかんやでニコ様の力が覚醒して強化フォーム『ダイヤモンドリボンスタイル』になってめっちゃ雑に浄化して終了。今後のわんぷりの方向性が固まり、なおかつちょっと終わりも見えてきてなんとなく切ない気分になっちゃいましたね。
その後はクライマックスに向けてシリアスに寄っていくのかと思いきや、以前のような日常回を変わらずやってくれて安心いたしました。日常回と言ってもしっかりキャラクターの成長に繋がる話をやってくれて、全然退屈しなかったのでお話作りが上手いなあと感心しきりでございました。ここで私のお気に入りの話を2話ほど紹介させていただきます。第31話『ニャンフルエンサーまゆ』では猫屋敷まゆの以前の学校での友達の知覧さんが再登場。ちょっとしたことからすれ違い疎遠になり、そのまま別れてしまった2人ですが、まゆの始めたSNS、キュアスタの投稿が再び出会うきっかけとなります。当時と同じミスを繰り返し、またすれ違ってしまうまゆでしたが、ユキちゃんからの叱咤を受け知覧さんを追いかけることに。ここのユキちゃんのセリフの中に、「もし上手くいかなくても、私もいろはたちもいる」っていうのがあるんですけど、ユキちゃんがいろはを信頼に足る人物と認識してるのが良過ぎるんですよねえ…。「もうあいつらに近づくな(意訳)」って言ってた子がですよ。ユキちゃんの成長に涙が止まらない…。その後はなんやかんやでガオガオーンにされたコテツちゃん(知覧さんの飼いチンチラ)を浄化し、無事知覧さんと仲直りできてあー泣きそ。第34話『ねこ、ネコ、猫集会』ではユキちゃんがメインのお話が展開されます。珍しくまゆと別行動をするユキちゃんでしたが、喫茶店に入ってみたり、虚無顔で映画を見たりと1人で羽を伸ばすユキちゃんがとてもかわいい。
虚無顔で映画を見るユキちゃん (東映アニメーション・わんだふるぷりきゅあ!第34話『ねこ、ネコ、猫集会』より)
そんな折、烏に襲われている子猫を救出し、成り行きで公園で行われている猫集会に参加するユキちゃん。なんやかんやで猫集会のボス猫がガオガオーンにされてしまい、ユキちゃんはプリキュアとなって助けようとする。この回の戦闘シーンがやたらとシュールなんですけどまあそれは置いておいて、ユキちゃんが赤の他人(他猫)のために戦えるし、一応友達にもなれるっていうお話でした。こうしてほのぼの日常回に癒され続けてすっかり気を抜いていたオタクですが、程なくしてとんでもねえ爆弾が落とされることになるとは、この時はまだ知る由もなかったのである…。
第35話『悟の告白大作戦』ではなんと悟くんがいろはに思いを伝えるか!?という展開に。悟くんはいろはに対し明確に好意を持っており、いろは(とこむぎも)は全く気づいていないという構図が今まではずっとあったわけですが、猫屋敷まゆとかいう女のせいでネタ気味に消費される設定だったんですよね。それがついにメインストーリーに絡んでくる一大イベントに。どうなるかと期待して見ていましたが、蓋を開けてみると悟いろよりも猫屋敷まゆの暴走っぷりの方が目立ってて草を生やしていた。
楽しそうな猫屋敷まゆ(東映アニメーション・わんだふるぷりきゅあ!第35話『悟の告白大作戦』より)
最終的には悟がいろはに告白する雰囲気になるものの、まだ勇気が出ずはぐらかしてしまいズコーッとなって終了…かと思いきやメエメエが悟くんの思いをポロッとこぼしてしまい、いろはの知るところになる…というとんでもない展開で次週に持ち越しとなってしまい、阿鼻叫喚となっておりました。それにしても悟の恋愛模様に関しては鈍感ないろは、いつも通りのこむぎ、動揺する悟、興奮するまゆ、呆れるor静かに見守るユキみたいに5人全員が別々の反応を見せるのが面白いんですよねえ。
第36話『特別なワンダフル!』では悟の告白に驚いたいろはちゃんが思わずその場を走り去るシーンからスタート。いろはちゃんは鈍感系ヒロインやるとばかり思ってたらちゃんと恋愛的な好きを理解してるのは意外でしたねえ!そして悟くんの告白を受けて赤面するいろはちゃんが可愛すぎる…。この反応見るだけでいろはが悟のこと好きなのはほぼ確定って感じでしたけど、上手く悟と話すことができないいろはと、いろはを困らせたくない悟の間ですれ違いが起きてしまう。切ない…。ユキちゃんから「あなたの気持ちも悟に伝えたら?」と言われ、覚悟を決めるいろはだったが、その時ガオガオーンが出現。戦いの最中、ザクロに悟くんが攫われてしまい、戦いの中でフレンディが「代わりになれる人なんていない!悟くんじゃなきゃダメなの!」と言うのがガチでアツい…。これもう告白だろ。ていうか悟くんがピーチ姫ポジなの笑っちゃうんすよね。なんだかんだで悟くんを取り戻してガオガオーンを浄化して終了。戦闘シーンの作画がやたら気合い入ってて、プリキュアってたまに作画のあんまり良くない回もあるけど今回みたいな回で絶対外さないからすこ。そして夕日の沈む海岸線、見つめ合う悟といろは。
「あのね!私、悟くんといるとすっごくワンダフルなの。普通のワンダフルじゃなくて、特別なワンダフルなの!」
う、うおおおおおおお!好きって言う単語を使わずに思い合ってることを表現するの、エモすぎとさせてください。そして犬飼いろはの声優の種﨑敦美さんの演技も素晴らしい…。演出や劇伴も素晴らしくて、神アニメになってしまったねえ。
悟いろおめでとう…! (東映アニメーション・わんだふるぷりきゅあ!第36話『特別なワンダフル!』より)
まゆユキしか見えてなかったんですけど、こんなんじゃ俺、猫屋敷まゆになっちまうよ…。本編中でここまでガッツリメインキャラの恋愛事情を描写したのってハグプリのほまれ-ハリーのとき以来ですかね?そして成就したのは恐らく初…。歴史に残る瞬間となりましたね。とまあこんな感じで有り得ないくらい盛り上がっているわんだふるぷりきゅあ!ですが、残すところあと1クールとわずかとなっております…。悲しすぎる。2年目やってもいいんやで…?どのような結末になろうともしっかりと見届けたいと思います。そういえばプリキュアといえば、9月には映画もありましたね?というわけで…
さらに番外編
◯わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!
7回ほど観てきたのでちゃっかり感想を書こうかと思います。一応以下ネタバレ注意でお願いします。
昨年のオールスターズFはオールスター映画だったので、デパプリ以来2年ぶりの単独映画になってます(一応ひろプリ、まほプリがゲスト出演ですが)。映画のあらすじは、大人気のオンラインゲームで遊んでいたら、中からタヌキの敵が現れて、ゲームの中に吸い込まれてしまった!みたいな感じです。広義の異世界転生じゃないか…やっぱ流行ってるんすね〜。タヌキたちの目的はいろは、まゆの飼い主組2人をゲームの世界に閉じ込めることだったので、こむぎとユキは2人のいる場所を目指し、ゲームを攻略していくという流れ。ゲームパートはこむユキが二頭身で二足歩行のキャラクターになったり、音ゲーしたりダンスしたりするんで割とお子様向けといった感じですが、ゲームパートが終わり、飼い主組と再会するシーンは結構感動しました。まゆユキが尊い。そしてなんやかんやあって大福が中村悠一ボイスで喋ったりするんですが、私はこの辺の情報を知らない状態で見たんで大福が急にイケボで喋り出して笑っちゃったんすよね。その後はなんやかんやあってゲームの世界から脱出しようとするんですが、なんやかんやでこむぎがバグの空間に落ちちゃってなんやかんやでいろはたちのところへ戻ろうとするシーンがめちゃくちゃ感動モノでアーナキソ。この作品の主人公ってやっぱりこむぎ/キュアワンダフルなんだよなあとしみじみ思いました。これ一番言われてるけど「こむぎは、いろはと一緒におばあちゃんになるんだワン!」というセリフがこの作品の本質だよなあと思った。このセリフのバックで本編OP『わんだふるぷりきゅあ!evolution!!』が流れてるんですけど、歌詞の『ずっとそばでこれからも幸せたくさん伝えるね』の部分と被ってるのがアツい。本編でも動物の寿命問題に切り込んでくるんかなあと思うとアーナキソ。なんやかんやでゲームの世界から脱出したあとは現実世界でまた一戦交えるんですが、このときのユキちゃんの私服が可愛い。グッズ化待ってます。
映画版ユキちゃんの私服 (わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!公式サイトより)
というか大福がちゃっかり人間態になっててたまげたんだよなあ。事前の色々な匂わせ情報は見てたんで、大福が喋るんやろなあとは予測はついてたんですけど人間態になるのは想定してなかった。もうちょいしたらひろプリ勢まほプリ勢が出てきてどったんばったん大騒ぎになるんですけれども、久しぶりにプリキュアが殴る蹴るの暴行を働いているのを見てなんか安心感を覚えてしまいましたね。なんとなく落ち着くんだよな。ここ結構盛り上がったんで、ゲストに戦闘できる人たち来てもらって良かったですね。さらに大福、悟が変身するというサプライズで座席から転げ落ちてしまった。それまでの商品展開を見てた感じ大福と悟の追加戦士化は絶対ないと思い込んでいたので、これは嬉しい誤算でしたね。大人の事情か知りませんが、映画では名乗りがなかったので、本編に出てくるときに名前がつくんですかね?(ここまでやっておいてこれ以降は特に何もありませんだと流石に冷めるぞ…?)そんでなんやかんやでラスボスを浄化して終わり!平定!エンドロールの一枚絵がめっちゃいいのでぜひ見てくれ。映画は所詮子供向けと侮っていたんですけど、大人が見ても十分楽しめる出来だったかと思います。興行収入も10月5日時点で10億を超えたらしいので大変めでたい。これからもキャストトーク映像、追加特典の配布、47都道府県での応援上映の追加開催と、映画がらみのイベントが終わってないので、最低でもあと2回は見にいくことになると思います…破産。
というわけで長々と書きました。多分秋クールと冬クールも書くと思うんでよろしくお願いします。もう終わりが見えてきてつらいンゴねえ…。ほな、また…。